不動産一括査定サイトのデメリットや注意点、評判は?おすすめサイトも紹介

一度に複数の不動産の査定価格がわかる「不動産一括査定サイト」。匿名かつ無料で24時間いつでも利用できるインターネット上の便利なサービスです。

数多くの不動産一括査定サイトがありますが、どれを利用したらよいのだろう?と迷ってしまう方に向けて、選ぶときのポイントや、おすすめの不動産一括査定サイトを紹介します。

不動産を売却するなら事前に覚えておきたい、売却するときの流れや高く売るコツについても解説します。

次のようなお悩みをお持ちの方はぜひ参考にしてくださいね。

  • 住宅の住み替えを考えてるけど、今の家をどう査定してもらえばいいのかわからない
  • 誰も住んでない実家をどうにかしたい
  • とりあえず一番高く買い取ってくれるところで売りたい

それでは詳しく見ていきましょう。

不動産一括査定サイトとはどんなサービス?メリットとデメリットは?

不動産一括査定サイトは、主に次のような簡単な項目を入力するだけで、不動産の査定をしてもらえるサービスです。

  • 査定してもらいたい不動産の種類(戸建、土地、マンションなどから選択)
  • 物件の所在地や面積
  • 間取りや築年数
  • 電話番号とメールアドレス

入力してから数分後~数時間後に、電話やメールで査定結果がわかる仕組みです。

不動産一括査定サイトのメリット・デメリットは次のとおりです。

メリット デメリット
・匿名かつ無料で手軽に利用できる
 ・複数社に一度に査定を依頼できるので、一社ずつ査定を依頼する手間や時間が省ける
  ・査定価格をすぐに比較できる
・査定を依頼したい不動産会社と提携していない場合がある
   ・査定を依頼した不動産会社から営業の電話がかかってくる
複数の不動産会社の査定結果をすぐに比較できるというメリットがある一方で、電話が集中するというデメリットがあります。不動産会社は顧客を獲得するため電話をかけてきますが、最終的に契約を結ぶのは一社なので、断っても問題ありません。

不動産一括査定サイトを選ぶポイント。実績や提携不動産会社を確認しておこう

不動産一括査定サイトを選ぶときにチェックしておきたいポイントは次の6つです。

  • 実績は豊富か(利用者数は多いか、運営歴は長いか)
  • 提携不動産会社数は多いか(大手から地域密着型まで)
  • 対象のエリアに含まれているか(関東のみ、都市部のみなどのサイトもある)
  • 売りたい不動産の種類に対応しているか(農地などには対応していないサイトもある)
  • 優良業者とのみ提携しているか(悪徳業者を排除しているか)
  • セキュリティ対策は万全か(プライバシーポリシーを取得しているか)

おすすめの不動産一括査定サイト3選

評判のよいおすすめの不動産一括サイトを3つご紹介します。

「リビンマッチ」…上場企業が運営の安心感。幅広い物件に対応

リビンマッチは、上場企業のリビン・テクノロジーズ株式会社が運営しており、大手から中小まで1,700社以上の不動産会社と提携しています。

農地や田舎の土地、倉庫など、他のサイトでは対象外の物件の査定も可能。プライバシーマークを取得・順守しており、個人情報は徹底的に管理されているので安心です。

同時依頼数 運営開始年 利用者数 提携会社数
最大6社 2006年 400万人以上 1,700社以上

「イエウール」…利用者数や提携不動産会社数は業界最大級

イエウールは、これまでの利用者数は1,000万人を超え、1,900社以上と提携している業界トップの不動産一括査定サイトです。

大手不動産会社はもちろん、地域密着型の中小不動産会社との提携も強化しており、投資物件やビル、工場など、対応できる不動産の種類も非常に豊富です。クレームの多い不動産会社は契約を解除しているため安心です。

同時依頼数 運営開始年 利用者数 提携会社数
最大6社 2014年 1,000万人以上 1,900社以上

「イエイ」…イエローカード制度やお断り代行サービスが特徴

イエイは、しつこい営業をする不動産会社を徹底的に排除する「イエローカード制度」を設けているのが特徴です。

イエイに対してクレームを言うと、その会社にはイエローカードが出され通告を受ける制度です。評判のよい不動産会社が厳選されているので安心して利用できるでしょう。

他のサイトにはないお断り代行サービスもあるので、電話がかってきても「断りづらい」「断るのが面倒」という方にもおすすめです。

同時依頼数 運営開始年 利用者数 提携会社数
最大6社 2007年 400万人以上 1,700社以上

不動産を売却するときの流れを紹介!事前に知っておくことが重要

不動産を売却するときは、次のような流れで行います。

  • ネットを利用して自分で相場を調べておく
  • 複数の業者に査定を依頼して比較する
  • 売却を依頼する不動産会社を決めて契約
  • 売却活動
  • 内覧、購入者決定
  • 売買契約
  • 決済、引き渡し
取引で損をしないよう、売却の流れを把握しておくことは重要です。流れを知っておくことでいつ何をするかがわかります。準備や対策ができ、余裕を持って取引できるでしょう。

不動産を高く売るコツ。売れやすい時期を狙い、訪問査定に備えることが大切

不動産をできるだけ高く売るにはコツがあります。売却する時期はいつでも同じというわけではなく、

  • 進学や転勤で引っ越しが増える2月や3月
  • 住宅ローンが低金利のとき

この2つの時期を狙うことで査定価格は上がりやすくなります。

また、実際に不動産を売却するときには担当者が訪れて査定を行う訪問査定が必ずあります。訪問査定で査定価格を上げるコツは次の3つです。

  • カーテンを開け、明るく見えるように工夫する
  • 壊れているところがあれば修理しておく
  • 水回りを中心に掃除や片付けをしておく
汚れがひどい場合はハウスクリーニングを依頼するなどして、できるだけ綺麗な状態にしておくことが査定価格アップのコツです。ただし、リフォームまでする必要はありません。リフォーム費用を査定価格に上乗せできる可能性は低いからです。

ニーズに合った不動産一括査定サイトを利用して、納得のいく売却を

不動産一括査定サイトは、手軽に無料で査定が受けられる便利なサービスです。複数の業者の査定価格を同時に比較できるので、納得のいく価格で不動産を売却できるでしょう。

デメリットもあるものの、メリットに比べれば小さいものです。自分のニーズに合った適切なサイトを選び、上手く利用してみてください。

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